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FUBON’S ROOM
Where are we go?

'DiscStation'はどこへ行くのか?
 DSの将来とその商品構成を考えるとき、受け手(読者)のパーソナルコンピューティング の形態を考えなくては成立しません。その場合、まずはパーソナルコンピューティングとは 何かを考えておくことは、これからこのページを加筆していく上で必要な事のように思います。 だから、この新シリーズの第1回目は「パーソナルコンピューティングの基は何か?」をテーマ にしてみようと思います。
 多くの人がパーソナルコンピュータの元になったマイコンボードから話を進めようとするかも しれません。たしかにパーソナルコンピュータのハードウェアの歴史をたどるのであればそれは 正しいでしょう。でも、我々はソフトウェアを作っているのだし、「PCを利用する」とは、まさに ソフトウェアを操作することなのだということを再認識するなら、マイコンボードをパーソナル コンピューティングの原初とするのは誤りであるように思います。
 パーソナルコンピューティングはそもそも、大学の研究室などで大学生たちが密かに始めた、 スタートレックなどのゲームから始まるように思います。彼らは大学のコンピュータの、コンソール やラインプリンタを使って当時大人気のテレビドラマシリーズのゲームを作ったのです。(もちろん 僕はそんな現場を見たことはないのだけど。)彼らはまさに公共のコンピュータを私したわけですね。 そして、そこから自分たちのマイコンボードにそのスタートレック等を載せるための努力が始まった のです。誰かがそのメモリとI/Oだけの貧弱なコンピュータにアセンブラを乗っけ、それを使って、 BASICを乗っけ、そのアプリとして自宅のマイコンボードにスタートレックを乗っけていった のです。なんか、聞くも涙って感じですが当時のマニアたちはずいぶん盛り上がったようです。 様々なアイディアは国境を越えやりとりされました。そして、それらのソフトウェアやデータは基本的に 無料か、実費で購入できたのです。この当時、あらゆるコンピュータ雑誌には回路図やプログラムの ソースコードが掲載されていました。マニアたちはそのソースコードを見て、「学習」し自分の システムを開発しそれを発表していったのです。無料で。
このことに最初に公に異議を唱えたのは誰あろう、Microsoft社のビルゲイツ氏でした。このことはまた 後でいろいろ関係してくるのでまた触れることもあるでしょう。  ともかく、「パーソナルコンピューティングとは自分のためにコンピュータを利用すること」と、まずは 定義づけしたいと思います。それはプラットフォームに依存せず、また営利目的とも本来は無関係な 行為です。これは時代が下るとともにいろいろな変化を遂げていきますがまずはこのように考えて 良い思います。次回は「現在のパーソナルコンピューティング」について書いてみたいと思います。

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